1.はじめに
前回の記事に引き続き、今回は「宇宙よりも遠い場所」の白石結月さんを nanoblock(ナノブロック)で制作します。必要なものは nanoblock の基本セット「スタンダードカラーセット」(NB-023)だけですので、初めての人でも手をつけやすい作品になっているかと思います。本記事を見ながらじゃんじゃん作ってみてください。
nanoblock がはじめての方は前回の記事にはじめから書いていますので、こちらをご覧ください。
なお、「nanoblock 基本セットで作る」シリーズは、スタンダードカラーセットを1つ購入するだけで、「宇宙よりも遠い場所」(略称:よりもい)に関わる南極nanoblock作品をぜんぶ同時に作って遊べるようにすることを目指しています。最後までお付き合い頂けると嬉しいです。
2.白石結月さん設計図
前回は乗り物(しらせ5003/ペンギン饅頭号)を制作しましたので、今回は人物にしたいと思います。結月さんを選んだのは私がファンだからというのもありますが、スタンダードカラーセットに含まれる色で作りやすいためでもあります。他の人物の作り方については後ほど補足します。
では、今回の設計図はこちらとなります。
https://nanoblock.info/ndd/?mode=view&id=53
はじめはマウスや指でモデルをぐるぐる回して眺めてみてください。ホイールやピンチイン・アウトで拡大縮小もできます。
えっ、回してるうちにもとの位置に戻せなくなった? スミマセン、この手の3軸回転で元の位置へ戻すのは宇宙飛行士のセンスが必要なので難しいのです。ページを再読み込みしてください。2軸に限定した回転にできませんかねこれ・・^^;
さて、じっくり眺めたあとは、「Clear All」ボタンを押して始めましょう。その後は、「Next Step>」ボタンを押して進めてください。
3.作り方のノウハウ
完成しましたか? 顔のところはちょっと難しかったかもしれませんね。
設計図にも書きましたが、首から上を胴体から外して作ると作りやすいです。
あと、指先に力を入れすぎず、丁寧に組んで行きましょう。力を入れるとブロックが崩れてどっか飛んで行っちゃいますよ。
さて、作ってみたところ、足の付け根がなんだかぐらぐらしていませんか?してますよね?(断言)こうしたぐらつきは、こちらであっきーさんが紹介しておられる「透明マニキュア」である程度対処することができます。
https://nanoblock.info/blog/log/eid248.html#manicure
あっきーさんも仰ってるよう、接着ではなく補強に使うのがスマートだと思います。
腕は前後に動きますが、上を前に突き出すと左右の垂れ髪と干渉します。残念ですがここは髪のほうを外す、付け替えるなどの操作が必要となります。
4.改造のススメ
さて、ひとまずは完成ですが、ぜひともお好きなように改造してみてください。
改造のポイントをいくつか紹介したいと思います。
今回の結月さんは作中での姿がモデルとなっていて、青色のダウンジャケットを着て、犬の帽子を被っています。具体的には第9話の「ざまあみろ」の場面と第13話のオーロラの場面です。公式サイトのイラストでもよく着ていますので確認してみてください。
今回の作品(本作)と作中の公式設定との主な違いは以下に挙げておきますので、お好みでご変更ください。
・本作は髪が黒色ですが、公式はダークグレー。
報瀬さんが黒髪ロングであるのと比べて、少し薄い色が設定されています。スタンダードカラーセットにダークグレーはないので買い足すか、個人的には結月さんの髪の色ってイメージカラーである青系で表現しても構わないのでは、と思っています。
・本作は腰が黒色ですが、公式は青色。
これは腰の色を他と変えたほうが見映えがいいかな?というのと、公式で膝に濃い青が入っているためその色を少し上側に吸い上げるイメージでこのようにしています。
・本作は瞳がコバルトブルーですが、公式は彩度の低い水色。
人物の表現で瞳は大事ですので、ここはあなたの思う結月さんの色を入れてあげてください。nanoblock にはクリアカラー(透明系の色)もあります。
・本作は肌が白色ですが、公式は薄いオレンジ
よりもいの4人の色白度は、報瀬さんだけが白くて、あとの3人は同じくらいくらいの濃さです。あまり固定的な表現はここで言いたくないのですが、nanoblock の「ベージュ」色は肌色の候補に入れておくとよいと思います。
単色販売されている部品の色は、こちらでご確認ください。
・本作は犬の帽子の色がビビッドですが、公式はもっと落ち着いた茶系
スタンダードカラーセットは茶色系が弱点なので、オレンジや黄色で代用しています。
・本作は腕が白色ですが、公式は腕もダウンジャケットの袖が青色
本作はアクションを重視して、腕を動かせるよう1x3の角丸ブロックで作っています。コバルトブルーの1x3角丸はレアパーツなので、入手しやすい白色の1x3角丸を使っています。
(コバルトブルーの1x3の入手難易度:https://nanoblock.info/nbks/?mode=rs_result&rs_color=f9&rs_pattern=12 )
全部青にしちゃうと腕のアクションが判りづらくなるので、個人的には白も気に入っています。
腕が動かなくて良いなら、角丸ブロックを使わず、他の作り方で自由にできると思います。
5.作例
だいぶ変えていますが、スタンダードカラーセット以外も使った私の作例を紹介しておきます。
上の写真で、左端の日向さんだけは本作と腕の作り方が同じで、他の3人は異なります。
それ以外の顔と胴の作り方は基本的には本作と同じです。
私が作る人物は可動部のある作品としては最小級ですので、もう少し大きく作りたい場合は他の方の作例を検索してみてください。「nanoblock キャラクター」で画像を検索するといろんな可愛い作例が出てくるかと思います。
6.おわりに
さて、最後まで無事完成されましたでしょうか?
お手元にナノブロック版の白石結月さんをお届けすることが出来ていれば幸いに思います。
1体つくり方が判れば、ほかの人物に改造することもできると思います。スタンダードカラーセットの場合、報瀬さんがお薦めです。
作ったり、改造したりした時には、Twitterで教えて頂けるととても嬉しいです。
(私のTwitterはこちら。 https://twitter.com/canalsphere)
それでは、ぜひ楽しい南極ナノブロックライフをお送りください!
2019年2月10日 ソガ