疏水分線

ソガ/疏水太郎のブログです。

二葉あおいさんのキャラグミン + nanoblock 組み立て

f:id:kgsunako:20191006013143j:plain

アニメ「ビビッドレッド・オペレーション」の二葉あおいさんのキットを組み立てて、nanoblock でいろいろ飾りつけたりしました。

キットを作るのはプラモデルにせよフィギュアにせよ初めてで、小さい頃にビッグワンガムのおまけを組み立てたことくらいはありましたが、とにかく塗るのが難しそうで、これまで手を出してなかったのですけども、私はあおいさん大好きでしてね。

ボークスのキャラグミンというレジンキットのシリーズで発売されたのが、これまた大変可愛い感じに見えたので、買ってしまったというわけです。キットはふつう塗装が必要で、基本的にはエアブラシと言われているので作業環境を整えるのも塗料揃えるのも大変そうに思えたのですが、キャラグミンはそうじゃないというので手を出したんですよね。

好きな登場人物のキャラグミンが出てるけど迷ってる人の参考になればという感じで、完成までの話を少し書いてみます。

 

キャラグミンはパーツが色ごとに分割されて、それぞれ色のついた樹脂で出来ているので、ベースの色を塗る必要がありません。こんな感じ。

f:id:kgsunako:20191006050302j:plain

(あおいさんの組み立て前の写真は撮り忘れたので、こちらは武部沙織さんのキット。)

ただパーツを組むだけでもひとまず完成と言えて、技術があるなら塗装してディテールアップできるのが特徴です。これならまぁできそうかな、ということで買ったのがかれこれ【2013年】のことでした・・。

できそうだなぁ、と思いつつも6年間積んでたんですよね。あおいさんごめん。

 

6年間積んでいたのを今日になって不意に組み立てた理由は、Twitterでフォローさせて頂いてる こま繋ぎさんが、イラストを描くときペンのインクを混色して筆塗りされてた(https://twitter.com/Bessels_Star/status/1179008876479315968 )のを思い出して、そういやキャラグミンってうちにあるPOSCA(水性顔料インク)でも塗れるんじゃないの、POSCAで塗れないものはあまりないしなぁ、と思ったからでした。公式にはファレホという水性アクリル塗料がオススメされてるのですが、結局そういう作業環境づくりのことを考えて億劫になってしまっていたので、とにかくいまある手持ちの材料だけで一度作ってしまおうと。

ゲートを処理したりしてパーツの形を綺麗にして、塗る前の顔がこちら。すでに可愛い。

f:id:kgsunako:20191005181441j:plain

POSCAの桃色を白い容器に出して、平筆で口内を塗りました。パレットなかったので、いつものペンギン饅頭の容器を使いました。大島まんじゅう屋さん、こんなんにばかりつかってすみません。口内の影は赤で塗りました。平筆なのは面相筆がなかったからです。むずい。

前歯は白で塗るのですが、POSCAの白は隠蔽力がまるでなくて下の色が見えちゃうので(うちにある白は2本ともそうなんだけど、そういう仕様?)、ホワイトの顔料ゲルインクボールペンで塗りました。

f:id:kgsunako:20191005182729j:plain

瞳と眉はデカールがあるのですが、せっかくだから眉は自分で描くことにしました。となると平筆ではいくら何でも無理か・・と思って近所のダイソーで面相筆を買ってきました。泥縄です。

あおいさんは眉太めのほうが好みなので、デカールより太くしてます。失敗したら濡らしたベビー用綿棒で擦って消します。今日だけで30本くらい綿棒を消費しました。

f:id:kgsunako:20191005191241j:plain

瞳にデカールを貼って、組み立てた状態です。デカール貼るの初めてなので、左目のほうは剥がれちゃいました。アラビックヤマトで貼り直したのですが大丈夫かしら。

なお、ほっぺたにチークが入っています。判りますでしょうか。

f:id:kgsunako:20191006012639j:plain

こういうフィギュア用のが売ってますので、お化粧してあげましょう。いつか使うんじゃないかと思ってだいぶ前に買ってたやつです。

f:id:kgsunako:20191006040936j:plain

足の陰影や血色の良い感じなどもこれでつけてゆきます。下の写真だと膝裏のくぼみにペールオレンジをこすりつけています。たいへんお手軽。

f:id:kgsunako:20191006040922j:plain

 

組み立てたフィギュアはアクリルベースなるものを買ってきて立てるようマニュアルに書かれていたのですが、今日はなるべくうちにあるもので済ませるつもりだったので、nanoblock のボードを使うことにしました。

20x20のクリアブルーのボードを2枚重ねて、穴を開けました。マニュアルには1mmくらいの真鍮線を刺せる穴が目安となっていましたが、うちには1.2mmの鉄線しかなかったので、それくらいの穴を開けました。ど真ん中の穴は失敗作。少し下に小さい穴を開け直しました。

 

f:id:kgsunako:20191006040405j:plain

鉄線を短く切って、表側に6mmくらい出します。

f:id:kgsunako:20191006040508j:plain

裏側はこんなん。ブロックの目に直角になるよう伸ばしておきます。

f:id:kgsunako:20191006040445j:plain

裏側は白い20x20のボードで蓋をしました。鉄線が目に対して直角でないと引っ掛かって蓋ができません ;_;)

f:id:kgsunako:20191006040636j:plain

足の裏に同じ 1.2mmの穴を開けて、鉄線が刺さるようにします。

f:id:kgsunako:20191006040533j:plain


ばっちり自立しました。原型師さんすごいなぁ。

f:id:kgsunako:20191006055713j:plain

 

せっかく nanoblock をベースにしたので、あおいさんのハンマー(ネイキッド・インパクト)を作ることにしました。ほんとはこの衣装でハンマーを持つことはないのですが。

絵的にただハンマーが浮いてるのは変なので、以前つくったペンギンを配置して、視線をハンマーへ向けることで安定を図りました。

f:id:kgsunako:20191006040830j:plain

こういうこともあろうかと、あおいさんのために LBX 用のハンマーを用意していたのですが、去年の夏から私は nanoblock を始めましたので、nanoblock で作っちゃえばいいよね、となってお役御免です。

f:id:kgsunako:20191006040956j:plain

 

完成図ふたたび。制服の白いラインはぜんぶ先ほどのホワイトのボールペンです。実は組み立ててから塗ったので死にそうでした。ほんとは組み立てる前のパーツの段階で塗る必要があります。

塗り方としては、ボールペンで直接塗ったり、いったん紙に塗って、それを面相筆で拾って塗ったりしています。あとでよくよく考えると、この調子ならうちにアクリル絵の具があるのでそれで塗ったほうが簡単だった気がします。後の祭り。

首以外は全て接着しています。顔のお手入れを時々するような気がしたので、首から上だけは外して作業できるようにしています。

nanoblock をフィギュアのベースにして nanoblock 作品とコラボするの面白いと思ったので、今後もキャラグミンと nanoblock のコラボをいろいろやってみたいと思います。

f:id:kgsunako:20191006013143j:plain

 

たぶん、マニュアルの通りにファレホ(水性アクリル塗料)を使うのがベストだと思うのですが、そういうの揃えるの億劫で積んでるくらいなら、ありものの材料で作っちゃったほうが楽しいですね、という感想でした。ありものといっても、たまたま nanoblock が趣味だったり、ペンや工作道具(ニッパー、デザインナイフ、紙やすり、ドリル等)をいろいろ持ってたり、という作りやすい背景はありましたが。

 

ともあれ、自分で作る、という方法でしか手に入らないフィギュアを完成させることができたので嬉しいですね。かわいい、かわいい。