疏水分線

ソガ/疏水太郎のブログです。

半島のアステリズム

トラペジウム見ました。

 

フィクションの悪いアイドルさんはお好きですか、と問われれば、まぁ、嗜む程度には。そうすると、光の者としての存在が古賀さんであって、なんと、タレントさんではなくそこにおられたのですね!と思いました。電話のむこうへ90度でお辞儀しますよねあれは。古賀さん最高でした。そして久保ユリカさん光すぎる。10年たってもこのふたりが続いてるのは良きです。

 

序盤で好きだったのが、東西南北というこだわりでした。あなたプラクティカルなくせに、そこはあなたにしか判らぬこうでなくてはいけない形ですよね、という。アイドルにコンセプトは必要かもしれないけど、それこそ後から作りごとで済ませてよくって、だけど、あそこは嘘にしなかったのだよねこの人。

 

このトラペジウムというのはアステリズムでして、普通の星座線ではありません。工藤くんが東さんを見守ることになったのって、彼女の精神が他のひとには見えない地図上の点と線に投影されることに、共感があったからだとも思うのです。

 

ようするに、真なるものの求め方がおかしいんですよ、この人。ジンクスに近いとこもあるけど、彼女の計画において東西南北というのはほんとうにそうでなくちゃいけなかったっていうのは。ここは好きなんですよね。

 

あとはずっとくるみちゃんの話ね。あんなかわいいひと曇らせてるの、つっら、とは思います。たくさん笑ってもいたけど、違和感も描いてた正直な絵でしたね。ロボコン編の様子はだいぶすきです。3話分くらいありましたよね。羊宮さんよかった。

 

ロボットの学科のひとたちにも教えてたことがあるのですが、彼らC++なんですよね。それでわたしもちゃんとC++覚えたんだよ、ということもあってね。で、Javaはねぇ。コンテストでサーバつかうならあるかもですが。あと、C++だとコントローラのUI画面はつくりにくいので、そっちはJavaのSwingでざっくり作っちゃう?

 

くるみさん、高専なんで他のひととは流れてる時間が違うのは要注意だと思います。南さんに高3で進路の話も聞いてるけど、この人は5年ありますからね。ほかの人は3年で高校卒業する時点で、いったんアイドルか、大学か、みたいな進路の節目を持てるんですよ。でも、高専のひと、ふつうは5年単位で考えてると思いますので、高校卒業で芸能活動を「選ぶ」んじゃなくて、高専を「辞める」ことになるんですよね。

 

南さんにとっては、流れるままに、は3年目に節目がくるのですが、くるみさんは5年なのです。そう思うと、高専生のひとがメンバーであったことに意味深いところを感じました。

 

好きな作品です。