疏水分線

ソガ/疏水太郎のブログです。

修行する中学生

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ひとりぼっちの○○生活 アニメ第10話。

完璧な/強い中学生としての自分を思い描く中学生にゃ弱いですよ、わたしは。中学1年生の初詣の願い「わたしは強いひとになる」(倉井佳子)「わたしは完璧なひとになる」(本庄アル)の並びにやられた。私にはどうもこの《ひと》が《中学生》に聞こえるのでして。それは未来じゃなく目の前の今への切実な祈りであると、わたしはこれまでの彼女たちから知っている。

「カンペキ中学生!!」という自己イメージの笹目ヤヤ(中学2年生/ハナヤマタ)、「だってもう私たちは立派な中学生じゃないか!」の八木はじめ(中学2年生/成恵の世界)。これが立派な大人になる、なりたい、だと皆目ぴんとこないのですが、中学生が中学生を目指すとき、その願いは現在へと鮮やかに反射するように思えてならないの。

 

ここで○○生活の第8話に戻ると、それぞれ自分なりの思いがあって何かを修行している中学1年生、というのが胸に来る。強いひとになるための佳子さんの修行っぷりもなぁ。ここで私は、修行、って言葉を使いたいんです。それはソトカさんの目指す「忍者」からの連想でもあるのだけど、そこに彼女たちの過剰なまでの思い入れの感じられることを、尊重したくって。