疏水分線

ソガ/疏水太郎のブログです。

砕氷艦しらせに会いに行く in 横須賀

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4月21日(土)宇宙よりも遠い場所に登場する砕氷艦しらせをひと目見ようと横須賀へ行って来ました。関東でしらせに会おうと思うとチャンスは限られてますので気合い入れて行きましたよ。

【しらせに会えるチャンス】

しらせがいまどこにいるのか、っていうのは探さなきゃ判りませんで。東京埠頭の入港情報、目撃情報、AIS(船舶自動識別装置)情報などで探す必要があります。一番役に立ったのはTwitterでの目撃情報でした。

・2018年4月11日(水)しらせ、東京・晴海埠頭へ帰港

 平日なので行くのは難しいですが、帰港の様子はメディアで広く報道されてましたね。

 昭和基地からシドニー経由で帰ってきたしらせは、まず出港地である晴海埠頭へ帰還し、船上および客船ターミナルにて帰国式典が執り行われます。

・2018年4月12日(木)しらせ、東京・大井埠頭へ入港

 晴海は客船ターミナルなので、コンテナその他物資、荷物の積み降ろしは大井埠頭で行われます。

 2015年のしらせ in 大井埠頭 の様子 http://jare55.ti-da.net/e7457628.html

・4月14日(土)15日(日) しらせ、晴海再入港の予定がキャンセル

 例年、しらせはもう一度晴海へ戻ってくるのですが、今年は14日15日の予定が急遽キャンセルされました。見にゆこうと思ってたのに・・・!

 この後、自衛官応募希望者を対象とした体験航海(晴海から横須賀へ)の行われるのが通例ですが、これも今年はなくなったようです。

・2018年4月14日(土)しらせ、横須賀へ帰港

 海上自衛隊横須賀基地の逸見岸壁へ着岸。母港横須賀へ帰港しました。

 しらせが横須賀へ帰港することはTwitterで何人もの方がつぶやいておられたので助かりました。知らなかったら見にゆけませんでしたね。

 この後、ゴールデンウィーク前には修理のため鶴見のドックへ移動するようです。

 なので、ドック入りする前になんとか会えれば、と祈りつつ、私は21日(土)朝に横須賀へ向かいました。

 

【横須賀のしらせに会ってきた】

横須賀の土地勘はなかったのですが、「ヴェルニー公園」という場所から見えるという情報を頼りにJR横須賀駅を目指しました。すると・・・

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なんと、横須賀駅のホームからもう見えてるじゃないですか! でかい! 大興奮。

結果的には京急汐入駅ではなくJR横須賀駅で降りて正解でした。

駅を降りた目の前がもうヴェルニー公園でして、そこから横須賀基地のしらせを見ることができます。朝10時過ぎに着きましたが、もう写真を撮りに来ている人がちらほらと、5、6人だったでしょうか。しらせを撮っている人もおられますし、他にも多数の艦船が停泊していますのでそちらを撮っている人も。

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しらせは海上自衛隊横須賀基地内の逸見岸壁という場所に着岸してますので、一般公開の日でもない限りはこのヴェルニー公園から眺めるか、湾内の遊覧船に乗って眺めるか、あとは基地の入口から眺めるかしかないです。

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おお、あともう少しなのに・・。一般公開が待ち遠しいですね。

見たいところは望遠(10倍程度)でわりと見えました。たとえばこちら、よりもい第1話に登場するコンテナセルガイド(右舷)。

(第1話 呉港しらせ一般公開の場面より。コンテナは空っぽ。)

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つづいて第7話に登場するコンテナセルガイド(左舷)。

(第7話より。緑と青のコンテナは大井埠頭で積載済みのものと思われる。フリーマントルでは何か追加の貨物を積み込んでいる。)

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コンテナセルガイドはコンテナを真っすぐたくさん積んで固定するための柱で、南極出発前である呉港のしらせにはコンテナの積まれていないことが判ります。横須賀港で撮ったしらせのコンテナセルガイドももちろん空っぽです。

それでですね、一部のひとはこのコンテナに見覚えがありませんか?

 

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これ、2018年3月31日の極地研×よりもいコラボイベントで、会場前の広場に無造作に置かれていたコンテナと同型のものですよね。ポスターにも描かれてました。

http://tbt.gr.jp/tachikawa_anime/yorimoi_nipr.html

あそこで見たコンテナがここに載るのかと思うとですね、コンテナセルガイドにも自然と注目してしまうのでした。

あとせっかくなので、しらせさんのまあるいお顔も載せておきます。

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正面顔、船首がとがってなくて、そのまま真四角の艦橋が載ってるの、○と□でかわいいですよね。

1時間くらいずっとしらせを眺めていると目が慣れて小さく思えてきましたが、ランチを食べてまた出てきてから改めて見たらやっぱ大きいな!

【逸見岸壁としらせ】

しらせの着岸している逸見岸壁は現在の二代目しらせが就役した翌年2010年の4月に完成しました。しらせが南極への初航海を終えて日本へ帰ってきたのがちょうどその4月で、しらせは横須賀へ入港し、逸見岸壁の接岸第1号の船となりました(2010年4月15日)。逸見岸壁は二代目しらせの誕生とともにあって、ふたりは幼馴染のような関係に思えます。

【この後のしらせ】

この後のしらせは、ドック入りした後、次の南極ゆきまでに、国内巡行と寄港地での一般公開を行います。たとえば去年の予定はこちら。

 平成29年度「しらせ」総合訓練と一般公開の紹介 | 公益財団法人日本極地研究振興会

ちなみに、寄港地といえば実は帰路のシドニーでも特別公開しています。

 http://www.sydney.au.emb-japan.go.jp/document/japanese/Shirase2018.pdf

 

国内巡行先は毎年異なるので、必ずしも関東で一般公開されるとは限りません。

あと横須賀基地での一般公開もあったりなかったりです。

2017年は、8月5日(土)に「横須賀地方隊サマーフェスタ2017」(http://www.mod.go.jp/msdf/yokosuka/event/sama2017/sama2017.html)でのしらせ一般公開、8月19日(土)20日(日)に「マリンフェスタ in FUNABASHI」と「チャレンジングSHIRASE2017」共催(http://www.city.funabashi.lg.jp/event/festival/p054371.html)にて、先代の SHIRASE5002と一緒に船橋でのしらせ一般公開がありました。

2016年は、8月6日(土)に「横須賀地方隊サマーフェスタ2016」(http://www.mod.go.jp/msdf/yokosuka/news/28/24.html)でのしらせ一般公開がありました。

2015年には関東では一般公開がなかったようです。

 

今年も船橋か横須賀で一般公開があることを祈りつつ。

 

(2018年4月22日 疏水太郎)

 

※説明のためアニメ作中の画面を引用させていただきました。引用に際しては、トリミングを行っております。

 引用されたアニメ作中の画面の著作権は、(C)YORIMOI PARTNERS 様にあります。